昔は楽しかった 無料画像
就職の為、実家を離れて1人暮らしをした姉。
そんな姉から急に電話がかかってきた。
何の話かと思えば、それは何気ない昔の家族旅行についての思い出話だった。
しかし、その電話を受けた母は、なんだかそわそわと心配し始めた。
なぜなら、いきなり「いつもありがとう」というお礼を言われたからだ。
何でもない日に、わざわざ電話をかけて、家族にそんなことを言うなんて、どういう事だろう。
例えば、映画とかだと、それはその人の最期だったりするわけで・・・。
そんな恐ろしい想像をしてしまう。
きっと、母も同じように姉の事を心配していた。
とはいえ、今日はもう遅いので、母は明日様子を見に行くつもりらしい。
姉の住むところは、飛行機に乗らなければ行けない程遠いからだ。
しかし、俺は我を忘れて、そのまま家を飛び出していた・・・。
夜の住宅街。
俺は自転車に乗り、道でタクシーを呼び止めた。
そして、空港へと向かった・・・。
そうして僕は1日かけて、ようやく姉の住まいの前にたどり着いた。
汗を足らし、息を荒げながら、呼び鈴をゆっくりと鳴らす。
しかし、姉はすぐに反応を示す様子はない・・・。
しかし、そんな時スマホの着信がなった。
相手は姉からだった。
俺は、ほっと一息をつく。
電話越しの姉はいつも通り飄々とした感じだし、全部は俺の思い過ごしのようだった。
そう思って部屋の中に入ったのだが、そこには異様な光景が広がっていた・・・。
本編はコチラ⇒昔は楽しかった